1)流山陶友会の生い立ちと現在
流山市は高齢者福祉の一環として毎年『陶芸講座』を開催しています。森の図書館の隣りにある「高齢者福祉センター森の倶楽部」の敷地内にある「北部高齢者趣味の家」がその講座
開催場所の一つになっています。
昭和55年(1980年)、趣味の家『陶芸講座』を終了した受講生は、流山市から同施設の利用
を認めていただき、自主運営の陶芸クラブ【流山陶友会】を設立しました。
初年度の会員数は54名のみでしたが、平成17年には100名に達し、平成23年には163名の
会員を有する陶芸クラブに成長しました。
平成24年、流山市南部地域に新たに稼働した陶芸施設に一部の会員が移動したことから若
干スリム化し、現在は111名の会員数で活動しています。
2)流山陶友会の会員構成、モットー並びに日々の活動
当会は、趣味の家『陶芸教室』受講を修了した会員のみで構成されています。全員62歳以上
ですが、80歳以上の会員も元気に日々活動しています。また、陶芸という分野から会員の大
半は男性ですが、現在では女性の比率も3割を超えています。
会則にも記載されていますが、「本会は作陶を通じ、会員相互の親睦をはかり、創造すること
によって生きがいを豊かにする」ことをモットーにし、会員皆にとって「憩いの場」となるよう、
日々の活動に取り組んでいます。
年末を除く毎週木曜日午前中2時間程度の作陶活動日には、釉薬掛け・窯入れ・窯出しを行
います。窯当番・釉薬の準備と片付け・清掃は全員参加で行います。
会には決まった先生がいません。会員がお互いに質問し合い、誰もが師になり、生徒にもなり
ます。更に毎週月曜日・金曜日には「自主作陶」の場も設け、自由に時間を掛けて、電動ロク
ロ・手びねり・タタラ造りなどを楽しんでいます。
3)主な年間行事
★ 作 品 展 : 7月上旬(3日間)生涯学習センター大ギャラリーにて、会員の力作を披露します。
★ 研修旅行 : 秋、日帰り旅行
窯元・資料館・史料館等を見学、同時に会員の親睦を深めています。
★ チャリティ陶器市:会員の手作り陶器を格安で販売し、売上金の一部を社会福祉基金と
して流山市に寄付しています。
上記に加えて「夏休みこども陶芸教室」・「活動報告展」・「年次総会」・「チャリティ陶器市報告会兼忘年会」等の行事も役員が中心となり、少ない経費でおおいに楽しめるよう、企画・工夫しており、多くの会員が参加を楽しみにしています。